トモホームブログ

2020.09.02 お知らせトモホームができるまで分譲地・建売情報

~トモホームができるまで~ 薊野建売物件<24時間換気システムについて>

 

断熱材吹付けが終わると換気扇工事を行います。

現在シックハウス対策などのため、建築基準法により24時間換気が義務付けされています。
また、換気システムには第1種・2種・3種換気の3つがあり、住宅では第1種か3種換気が使われています。換気を行うためには、給気口と排気口が必要です。1種換気は給気及び排気を機械で行い、3種換気は給気は自然吸気で排気を機械で行います。換気量は2時間で室内空気が1回以上入れ替わるよう計算してあり、換気メーカーのプランナーさんが空気の流れる経路まで計画して換気計画書を作ります

ただ以前〈気密測定〉でも触れましたがお家の気密が保たれていないと計画された給気口から空気が入ってこず計算通りの換気が行えませんので気密を確保することが大切です。
そして1種・3種換気のどちらが良いかというとどちらにもメリット、デメリットがあり、弊社トモホームでは第1種換気(熱交換型)を使用しております。

 

まず第3種換気のメリットですが、導入費用が安価で、造りもシンプルですので施工も簡単です。また電源が排気口にのみになるため電気代が安いです。
デメリットとしては給気口にフィルターは付いていますが自然吸気のため外の空気(外気温)が直接室内に入りますので給気口付近では暑い、または寒いと感じやすくなります。また外気温が直接入りますのでエアコンなどの空調効率が下がり省エネ性能は下がります。メンテナンスは吸気口にフィルターがありますので定期的な掃除が必要です。

 

そして1種換気(熱交換型)ですが、給気と排気を同時に機械で行いますので、デメリットとして電気代が3種換気より高くなります。また天井内にダクト工事が必要になりますので導入費用が高くなり、フィルターの交換費用も3種換気より高くなります。メンテナンスは3種と同じで定期的なフィルターの掃除が必要です。
メリットとしては、熱交換機能がありますので直接外気温度が室内に入り、まずなるべく室内の調節された温度まま室内換気をすることが可能です。室内温度が逃げにくいため、3種換気と比べ換気扇の電力量は上がりますが、エアコンなどの空調効率は良いので省エネ性能が上がります

また弊社ではパナソニック製を現在使用していますがフィルターがPM2.5に対応していますので黄砂や花粉も遮断しつつ室内の換気が可能で快適です。

 

どちらの換気でも一長一短はありますが大事なのは計画された通りの換気が行えるよう気密を維持しつつきちんとした施工をすることが大切ですね。